ふるさと新選組

住居編[No.2]

古民家の特徴を楽しみながら暮らす

自分の人生より長い時代を生き抜いてきた古民家。現代の建売住宅とは違った特徴があります。

身も蓋もないことをいえば、古民家とはとっても古い中古住宅のことになります。これは法律上の定義ですが、なんとも味気ないですね。

古民家をリフォームして住もうと決心したら、まずはその特徴を知り、現代にも対応できるつくりに変える必要があります。

まぁ、昔の人の居住形態そのままでいい。火は囲炉裏、朝日と共に起きて夕日と共に寝て、雨水をためたり井戸水を使ったり、水を汲みにいったり。もちろん電気は必要なくかまどでご飯。多少の隙間風も許容範囲…などという方はリフォームする必要はあまりないでしょう。

とりあえず寝起きの時間はともかく、現代人にはこれは無理と判断いたしまして、そういう意味でリフォームが必要なのだという結論になります。

全く何もかも現代風にしてしまうなら、古民家を買ってまで住む必要はありません。古民家の風合いを保ちつつ、住みやすくリノベーションすることが大切なのです。

古い家の特徴は、現代住宅のように個々に仕切られた部屋がたくさんあるのではなく、柱と障子、ふすまで仕切れた一つの大きな家という空間があるというのが最大の特徴です。縁側や広い庭、土間なども特徴のひとつです。ふすまや障子を開け放つと、ものすごく広い空間になるなんて、現代住宅では味わえない感覚です。

こんなに広々として、なんで倒れないのだろうという疑問には、その家をしっかり支えてきた柱と梁の存在が答えになります。この梁や柱も大切なインテリアのひとつで、古民家の特徴のひとつでもあります。

古い家の魅力を知り、きちんとリノベーションをすることで、快適かつ古い家の風格を保った住まいを手に入れることができるのです。

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