ふるさと新選組

住居編[No.3]

当時、古民家のドアは最先端でした

古民家と聞くと古くもアンティークなイメージがありますね。古民家に取り付けられた木製のドアを見て皆さんはどんな感想をお持ちになるでしょうか?やはりアンティークといったイメージだと思います。

大正から昭和にかけて当時はまだまだ着物を着る日本人が多かった時代です。学生は和服に下駄で通っていました。そんな時代に日本の家に西洋式のドアをつけることは当時のまさに最先端でした。時代が変われば全くイメージが変わるものですが、今ではなんだか古臭くも感じてしまう古民家に取り付けられた木製の西洋式ドアに当時の日本人は流行の最先端を感じていたのです。

現代から見ると伝統文化に見えても当時からすれば立派な最先端なんです。日本の歌謡曲にしても西洋のクラシックにしてもそうですね。そう考えるととても面白いものです。

現在ではそんな古民家に魅力を感じる方が多くいらっしゃいます。

古民家には様々な魅力があり手を加え現代に甦らせる試みを数多く散見します。古民家で使われている様々な部材を利用して新しいインテリアにしたり内装に手を加えつつも骨組みはそのまま使ってアンティークカフェにしたり、そのまま住む方もいらっしゃいます。

もし貴方もアンティークな空間に魅力を感じるのであれば一度古民家を見てまわってはどうでしょうか?きっと素敵な場所に出会えると思いますよ。そして西洋式ドアを見つけたら、当時の日本人の生活を想像しながら観察してみて下さい。きっと新鮮な目で見ることが出来るに違いありません。

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