ふるさと新選組

住居編[No.4]

古民家の台所は現代風にチェンジ

以前は、せっかく自分の家を持つとなったら新築一戸建てを建てるのが理想というものでした。

しかし、現在の建築法では土地面積に対する建物の面積の規定などのため、土地を有効活用した家を建てられず損をしてしまう事も多いため、そしてテレビ番組によってリフォームで古い家を見た目も中身も新しい家へと変貌させる事が出来るのだと周知された結果、敢えて古い土地つき一戸建てを購入し、そしてリフォームするという人が増えています。

このメリットは、先に書いた通り建物の面積を維持できるという点にあります。そしてもう一つ、その古民家が現在の新築家屋にない価値を持っている場合、その価値を巧く利用することがメリットとなります。

現在の家屋は冷暖房を効率よく利用するため、密閉状態にすることが当たり前になっています。一方、古民家は夏は基本的にそういった冷房に頼らなくても良いよう風通しよく作られているものです。

この特性は、今の省エネが求められる時代にぴったりのものです。昔の日本では当たり前だった電気に頼りすぎない生活に古民家はぴったりです。

勿論、デメリットとなる部分もあります。台所は現在の機能的なシステムキッチンの方が使い勝手もよくお手入れもしやすいです。ですから、そういった台所やトイレ、風呂場などの水回りについては現代的な感覚を大いに取り入れるべきでしょう。

見た目は昔ながらの古民家で、中に入ればそういった現代的な部分が見えてくるというのも、なかなか面白いものだと思います。

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