ふるさと新選組

住居編[No.10]

古民家を内装で工夫して保存しよう

家が古くなると、立て替えたりリフォームするのが一般的ですね。家屋が古くなればどうしてもあちこちが傷んできますし、それにさらに備え付けられた設備が古い型になってしまうため不便を感じるようになり、建て替えやフォームを余儀なくされてしまうことが多いようです。

とはいうものの、戦後大量に建てられた建物ならともかく、それ以前にたくさん建てられていた古民家などは、実はとても深い知恵の元に造られていて、100年以上住み続けることも可能なのです。

ですが、それを建てる技術を持つ専門家や補修をする人が減ってきたこと、そして近代的で便利な家屋を望む人が多いことなどから、そのような古民家はどんどん減少しています。とても残念なことです。

そんななか、そのような古民家をそのまま残し、内装だけを整えてホテルなどに使用する動きもあるようです。都会から訪れた宿泊客は、昔ながらの日本らしい暮らし、囲炉裏を囲んだ食事やだんらんなどが楽しめます。

また古民家は、機能性だけでなく、その景観の趣きにも特徴があります。現代の近代的な建物はとても効率的な反面、やや機械的で人間らしい温かい趣きに欠ける傾向があるのが一般的です。

そんなことから、逆に現代のマンションやお店などで個人があえて民家風に、あるいは解体された古民家で実際に使われたいた梁などをめぐらしたりして民家のように内装するケースがあるようです。

日本の古民家は日本人にとって、とても大切な財産です。絶やすことのないよう、現代でも上手に活用していきたいものです。

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