ふるさと新選組

住居編[No.20]

古民家の構造を知ってリフォーム法を考える

古民家に住むときと、リフォームをするとき。古い家の構造をきちんと把握しておかないと、底冷えや隙間風など、思わぬことに悩まされることがあります。古民家の構造を知り、どのようなリフォームをすればよいのかなどを考えてみましょう。

まず、古民家にあって現在の家にないものといえば、最大のものは土間でしょう。また、囲炉裏も建売住宅などにはありません。

土間は読んで字のごとくで、家というより外の続きといったような意味合いの場所です。玄関を入ってすぐの空間で、高さは地面と同じ。煮炊き用のかまどが置かれています。リフォームの場合、依頼主さんにもよりますが、土間は大体残すか無くすかの二択になります。古民家らしさを残したいのならば、土間がある風景を残しておくのが良いでしょう。現在の家にはない、いわゆる古い家の趣を残す場所となります。

また、茅葺き屋根も趣がありますが、部分的な葺き替えや10年ごとの葺き替えに対応できるのかを考える必要があります。手間も人手も必要な作業で、昔は村中総出で行ったそうですから、相当な費用がかかることもわかります。思い切って、屋根は瓦や現在風の屋根にすることも可能です。葺き替えが無理そうならば思い切って変えてしまうことも古民家ライフのひとつです。ついでに太陽光発電パネルなどを置いて、電気も自給自足生活なんて素敵ですね。

他にも、古い家であるが故に、基礎が悪くなっていたり、柱や梁が弱くなっている場合もあります。隙間風などの対策もきちんとすれば、現在に即した古民家ライフが楽しめます。

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