ふるさと新選組

住居編[No.23]

古民家に耐震補強をつけて長く住む

近頃は新築を建てるよりも古民家を買い取って、その古い家の魅力を巧く活用しつつ、今風の機能や工夫を取り入れたリフォームを行い住む人が増えているようです。

やはりキッチンやトイレ、それに風呂場などの水回りは、古いままだと不便な事も多いですし、そこは古さを楽しむより潔く現代風にチェンジした方が、生活の場としては相応しいと思います。

それ以外にも古民家を買い取った場合に、新しく取り入れるべき物があります。耐震補強です。

日本各地どころか世界各地で地震が頻発しており、もはや誰にとても震災への備えは他人事ではありません。幸い、古民家は基礎についてはむしろ現代家屋よりしっかり作られている場合が多いです。あとは壁や柱の経年による劣化や、揺れに対してどうその力を削ぐが、そういったチェックをまずは専門家にチェックしてもらう必要があります。

耐震補強と言うと、大規模な工事が必要であるかのような不安を感じるかもしれませんが、必要とされる場所に鉄骨を入れる、柱の劣化した部分を切り取り新しい木材を繋げる等、意外に簡単な事で済むケースの方が多いのです。そもそも、古民家ですから、長年さまざまな災害に耐えてきた実力は折り紙付きとも言えます。

あとは、これまで経験した事のない、想定しうる大規模災害への備えにちょっとした工夫を施すだけです。長年耐えてきた古民家は、補強を加えたことによってまた長い時を安全に家族を守ってくれる筈です。

※当コンテンツはあくまでふるや君とさとし君の見解に基づくものであり、内容についてはご利用者様自身の責任においてご判断ください。