ふるさと新選組

住居編[No.16]

古民家の土間を活用しよう

古民家再生。

そんな言葉が一般的に使われるようになった昨今。築100年以上の古い民家を修復し、よみがえらせる技術です。黒光りした梁やその家の歴史を刻んだ古い柱を残しつつ、今に生きる快適な住宅が次々と生まれています。古き日本にあった良いものを現在のくらしに活かす、そんな発想のひとつに土間の活用があります。

古民家には必ずと言ってよいほど土間があり、屋内と屋外のちょうど中間的な役割を果たしています。

靴を脱ぐところというだけでなく、外から帰って土ホコリを払ったり傘を立てかけたり、土の付いた野菜をちょっと置いておいたり。土を付き固めた柔らかな踏み心地は犬やネコも喜びそうですね。ちょっと部屋の中では散らかってはばかられる作業も土間なら大丈夫。雨風には当たらないし作業が終わったらほうきで掃いておけばスッキリです。

最近は手入れと施工の楽なコンクリートを敷く事が多くなりましたが、古民家の土間は文字通り土。これに砂利を加え消石灰とにがりをまぜた三和土(たたき)を敷き詰め丁寧に叩いて仕上げるので多少の水では泥が溶けることがありません。

古民家の手法は機能的にも優れ、かつての生活に欠かせないスペースであったことが納得出来ます。仕事場と家、外と内とを緩やかに結び、近所の人が部屋に上がらないまでもちょっとしたおしゃべりの場として気軽に訪ねて来れるような良さも魅力のひとつです。

各地の民家を保存している施設で伝統的な土間の様子を見学することもできますので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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