ふるさと新選組

住居編[No.17]

古民家には基礎工事が必須です

憧れの古民家に住みたい。

しかし、古いだけあって、そのままでは居住には適していません。快適に、そして安全に末永く住まうためにも、リフォーム工事が必須です。

水周りや屋根、床などあげるとキリがありませんが、もっとも大事なのは基礎工事です。

なぜかというと、古民家は、特に古くなればなるほど、その基礎は大きな石の上に柱をのせただけのものが多いからです。とはいえ、床下全部コンクリートなどという何から何まで現代風にしてしまうと、古民家の魅力が半減してしまいます。

古い家の基礎は、年代が新しければ現代の工法に負けないほどしっかりしたものもあります。また、石材の一大産地のような場所では、基礎石が非常に強固で素晴らしいものである場合もあります。

基礎工事は引き受ける業者さんにもよりますが、大体が基礎の石と柱の関係をそのままに、コンクリートなどで補強する工法が多いです。やはり、地震などの自然災害が多い昨今。古い家であるが故に、基礎の補強は必須事項になります。

先にあげたものは、基礎の石と柱に全く問題がない場合のリフォーム法ですが、石が割れていたり、柱が腐食している場合はもっと違った工法になります。大黒柱の状態が悪いと、最悪の場合解体して新たに作り直すほどの手間とお金が必要になってきます。

リフォーム済みとされている古民家を購入する際も、基礎工事がどうなっているのかを必ず見ましょう。そして、基礎から何から何まで任せるリフォーム業者さんは、必ず古民家リフォームに定評がある会社を選びましょう。

そうすることで、リフォームに関する的確なアドバイスや施工をしてくれますし、そうしたことで安全に末永く古民家暮らしができるようになります。

※当コンテンツはあくまでふるや君とさとし君の見解に基づくものであり、内容についてはご利用者様自身の責任においてご判断ください。